ap bank fes 2012 最終章みちのく

夏のフェス巡業、ひと通り終わりました~!乗り込んでいきなりダブルの虹~っ!!!こりゃ幸先いいぞ、と思いきや・・・
最後のみちのくはいろいろありまして・・・イレギュラーな仕事が次々と湧き起り、「これこなせるのか???」という不安のなか、カンタさん、よっぴー(勝手に名前だしてスミマセン)はじめとするA SEEDスタッフ達の献身的なサポートにより、どうにかこうにか職務まっとうしてまいりました。自分たちの仕事で手いっぱいで疲労も極限に近づくなか、嫌な顔せず笑顔で盛り上げてくれて・・・まだ若いのに・・頭が下がるし、ほんと感謝でした。

 今回は、本来はじめに説明すべきだったフェス期間中の仕事の流れについて簡単に紹介します。
 フェス会場ではまず、来場者が設置された「エコステーション」というところに食器や廃棄物を持ってきます。そこでA SEEDスタッフが細かく分別を促してくれます。分別された廃棄物はスタッフによって集積場へと運ばれるわけですが、その際にエコキューブという計量機を使ってそれぞれの量をコンピュータによって計測、記録していきます(インターネットを通じて細かく公表)。お店を出店している人たちも、夕方と閉演後にそれぞれ廃棄物を分別して持ち込み、計量をします。それに運営側の廃棄物も同じ手順で加わりその日に出た廃棄物が集められます。それらの廃棄物は地元の業者さんを中心にリサイクルされるわけですが、その回収、運搬のお手伝いとペットボトルの圧縮作業というのが我々の主な役割となります。「なぜペットボトルを圧縮するの?」というと・・・ご承知の通り飲み終わったペットボトルは空洞になっているため、リサイクルするための運搬に際し、運搬車両は「ほとんど空気を運んでいる状態」になるわけです。当然使用するトラックの台数が増えれば環境負荷が大きくなり、様々なところに悪影響及ぼします。そこで圧縮して運搬することにより、運搬車両の台数も圧縮、少しでもその部分、輸送による環境負荷を抑えていこうというわけです。写真にある一つの梱包(インゴット)には500mlのペットボトルが約1000本分含まれ、その重量は30kgにもなります。こうしてキャップ、ラベルをはずし梱包されたペットボトルは細かく破砕され繊維となり衣服の原料等へと生まれ変わっていくわけです。他にも「マイ箸」「マイカップ」「マイ食器」の持参やリユース食器を洗浄し繰り返し使うことによって廃棄物を減らし、それでも出される廃棄物に関しては、飼料にするなど徹底的に廃棄物の削減に努めているわけです。イベントの表面だけでなく、陰で支えるスタッフ、ボランティアなくして成り立たないことを理解し、フェスの感動とともにこうした大切な精神をそれぞれが持ち帰って実践し、広めていってくれれば素敵ですよね。そして、こんな趣旨に賛同して、参加しステージを盛り上げるアーティストの皆さんってなんか応援したくなるのは私だけではないですよね?とにかくこの夏は初の3か所開催でほとんど出ずっぱりの夏、疲れた・・・しかし吉川晃司の「モニカ」生シンバルキックにはシビレたな~!

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